かばん修理工房の三谷でございます。

本日もたくさんのお問い合わせ、ご依頼いただきましてありがとうございます。

今回は広島県庄原市M様からハンドバッグの内張り交換の修理をご依頼いただきました。

ご依頼品はクロコダイルの美しいハンドバッグ。
シャイニング仕上げのクロコダイル革は、一見するとエナメル加工を施されているかのようにも見えますが、実は違います。
加工の際に、革表面に特殊な仕上げ剤を塗布し、メノウ石で磨き上げることにより、この輝きが表現されるのです。
クロコダイルが「革の宝石」と呼ばれているのも納得ですよね。

さて、そんな素敵なお品ですが、今回はバッグ内側の張替えをしたいとの事でご相談をいただきました。

お鞄の状態を拝見させていただきましたところ、内張りの合皮が劣化し粉まみれになっておりました。
これは、合皮の劣化症状のひとつで、素材がボロボロと崩れ、バッグの中が小麦粉でも振りかけたかのような状態になってしまうのです。

このような状態になってしまいますと、お鞄の合皮部分を全て取り除き新しい生地で内張りを張り直すしか方法がございません。

ご依頼品は部屋数が3つ、各部屋に内ポケット、背面ファスナーポケットがございますので、これら全てを交換させていただくことになりました。

内張りの生地には艶のあるエンジ色のレーヨンを使用致しました。

今回の修理作業では、2つ注意点がございましたので、事前にご了承いただいた上で作業に入らせていただきました。

一つは合皮の劣化によるバッグの汚れが取りきれない可能性があるという点。

できる限りの除去は試みますが、頑固な汚れがどこまで綺麗になるかはわかりませんでしたので事前にお伝えさせていただきました。

もう1つは、ステッチの位置が若干ズレる可能性があるという点。

今回はおおがかりな分解作業が必要でした。
内張りを新しい生地に交換し、再度組み立て、縫製するのですが、その際に目視で縫い目の確認ができない部分に関してはステッチのズレがでる可能性がございました。

修理作業は、バッグの製造工程とは異なり、お鞄が既に立体になった状態で作業をする必要がございます。

その為、バッグの取り回しがしづらく思い通りに縫うには特殊な技術と経験を要します。

さらに、既にミシン目が空いている状態の革にもう一度ミシンをかけていく為、少しでも縫い目がずれると非常に目立ちます。

このあたりは技術もさることながら、運の要素によっても仕上がりが左右されますので完璧な仕上がりは、お約束できないという事をお伝えさせていただきました。

こちらが修理完了後の状態です。

画像では細部までは確認できないと思いますが、表と裏の部屋のステッチはずれることなく完璧に仕上がりました。
真ん中のファスナー付きの部屋はカーブしている部分のみ縫い目がやや内側に入っております。
全体としては、ご満足いただける仕上がりになっているのではないかなと思います。

今回は内張りに布地を使用しておりますので、今までのような素材の劣化の心配もなく安心してお使いいただけます。

ぜひこれからも末永くご使用いただけますことを願っております。
M様、この度は当店にご依頼をいただきまして誠にありがとうございました。
 
 
 
 
 
      

【お客様の声】
 
 
この度は大変お世話になりました
バッグがよみがえり以前より使いやすそうです

有難うございました
他にも修理をお願いしたいバッグ等ありますので
その節はまた末永くよろしくお願い致します

寒くなりますのでどうぞご自愛ください
 

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