こんにちは
かばん修理工房の三谷でございます。
本日も、たくさんのお問い合わせ、ご依頼をいただきまして、誠にありがとうございます。
今朝起きたら寒くない。今年1番の暖かさで、驚きです。鳥取では夏日を観測したようです。
初夏を思うような姿の人達も。半袖姿に靴下を脱ぎました。と言う子ども達。春が駆け足で過ぎて行きそうです。もう新緑の季節でしょうか。
さて、今回は、CHANEL(シャネル)のバッグの持ち手交換のご紹介をさせていただきます。
愛知県名古屋市k様のご依頼品、CHANEL(シャネル)のバッグの持ち手交換のお直しが完了しました。
お預かりしましたCHANEL(シャネル)のバッグには、皮革の持ち手の部分の経年劣化が見られた状態でした。
皮革の持ち手の握る部分は変形しており、スレも有り、断面のコバ部分は割れが生じて、部分的にほつれてしまっていました。
修理前の状態のお写真↓↓↓↓
今回は、皮革の持ち手の交換修理でご対応させていただきました。
ハリのある皮革を使用して、しっかりとした持ち手を作成させていただきました。
修理完了後のお写真はこちら↓↓↓↓
このCHANEL(シャネル)のバッグは、特にデザイン性の高い皮革の持ち手でございます。
端から端までが、真っ直ぐに同じ幅の持ち手ではございません。
持ち手の根元から真ん中の握る部分にかけて綺麗なラインで細くなっていて、もう一方の根元に向かってまた太くなっている形でございます。
この場合はまず、本体から慎重に皮革の持ち手を外します。
外した皮革の持ち手から、元のオリジナルの形になるよう、伸びてしまった寸法等を考慮した上で、型を起こします。
そして、ずれないように慎重に皮革を裁断致します。
コバ部分の仕上げは、専用の塗料で職人が丁寧に塗装致しました。
綺麗に出来上がった皮革の持ち手を、バッグ本体に縫い付ける際には、バッグ本体の生地裏に補強の芯材を入れましたので、かなり丈夫に仕上がったと思います。
これでまた、安心してご使用していただけます。
CHANEL(シャネル)は、
ココ・シャネルが興したファッションブランド、CHANEL(シャネル)ブランドを展開するフランスの企業です。
始まりは、1909年、パリ17 区に女性用の帽子店を開業いたしました。
1916年には、安くて、シンプルで、着心地が良く、無駄のない、ジャージ素材を取り入れたドレスが話題となりました。
1921年にはCHANEL(シャネル)初の香水「No.5」を5月5日に発売しました。
1982年カール・ラガーフェルドがデザイナーに就任し、シャネルのスタイルを守りながら、時代の空気を取り入れた新しいシャネルを提案し、創業者亡き後の低迷からブランドとしての再興を果たします。
2000年以降は、「メティエダール・コレクション」と呼ばれる職人の手仕事にフォーカスしたコレクションを開始いたします。
2019年2月、カール・ラガーフェルドの右腕として、長年働いてきたヴィルジニー・ヴィアールが引き継ぎ、製品の大多数は自社工場で製造されていますが、サングラス・メガネフレームはイタリアのルックスオティカ社がライセンスを受けて生産しています。
現在もレディース商品を中心に、服飾・化粧品・香水・宝飾品・時計と展開分野は幅広いものです。
今回のCHANEL(シャネル)のバッグも、お直しにより、新たに蘇りました。
このように、当店では、熟練の職人が、まず、ご要望をお伺いし、アドバイスやご提案をさせていただいております。
その上で、ご依頼品を丁寧に慎重にお取り扱いさせていただきまして、
お直しされたバッグは、再び長くご愛用いただいております。
お問い合わせ、ご相談等、お気軽にご連絡ください。
スタッフ一同、お待ちしております。
愛知県名古屋市k様
このたびは、CHANEL(シャネル)のバッグをお預かりし、お直しさせていただきました。
誠に有り難うございました。