千葉県市川市F様より、
LOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)のショルダーバッグのループ2箇所の作成・交換のご依頼をいただきました。

こんにちは

かばん修理工房の三谷でございます。

本日もたくさんのお問い合わせ、ご依頼をいただきまして、誠にありがとうございます。

今回のご依頼品は、LOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)の
モノグラム・キャンバス ショルダーバッグのご紹介でございます。

1996年、LOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)の
モノグラム・キャンバスは、誕生100周年を迎えました。

これを記念してLOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)は、
選りすぐりのデザイナーにユニークなバッグの制作を依頼しました。

傘を内蔵したバックパック(シビラ作)
バナナ型のバムバッグ(ヴィヴィアン・ウェストウッド作)
楕円形のシューズトランク(マノロ・ブラニク作)
透明ビニールとヌメ革のバッグ(アイザック・ミズラヒ作)等、
完成したコレクションは愛好家に
新しいLOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)ブランドをお届けすることができしました。

今回は、ホームページからのお問い合わせをいただきました。

ご依頼品のバッグを拝見させていただきましたところ、
ショルダーベルトの付け根にありますループと呼ばれております
皮革を折り曲げた部品が、破損しておりました。(千切れた状態)

修理前の状態のお写真↓↓↓↓
 
 

もう一方の同じ部分につきましても千切れかかっていました。
(皮革が弱っている状態)こちらも、交換をお勧めいたしました。

修理内容といたしましては、
2箇所とも現状のループの形状を参考にして、
新しい部品をお作りし、縫製いたします。

オリジナルに忠実な形に戻す修理でございます。

内袋がございますので一度、
バッグの開口部より慎重に分解を行います。

現状のループを取り外して、採寸し、
新しい皮革を裁断して取り付けます。

分解した部分の縫い目は表側の穴を参考に慎重に縫製いたします。

お作りする際に使用する素材と、
取り付けの際の糸につきましては、
現状のものにできるだけ近い色合いのものをお選びして、
より耐久性の高いヌメ革を使用するご提案をさせていただきました。

ループの強度を確保させていただくために、
ステッチ(縫い目)の位置や目数が多少変わることもございます。

2箇所のループ交換をご依頼いただきましたため、
開口部の分解は、必要に応じて片面開口部のほぼ全部の糸を解いて作業いたします。

内袋の元の縫い穴が大幅にずれてしまわないように、
元の張り合わせ箇所には充分注意を払って作業いたします。
(ただし、それでも厚みが変わったり、剥がした皮革の癖等によりまして若干変形する等、微妙にずれてしまうこともございます。)

ループを固定する位置の裏側には、
補強のためにテープを貼っております。

バッグ本体はビニール素材の為、
どうしても経年変化で硬化している場合が多く、
元の縫い穴から亀裂が入ってしまっており、
コンディションが良くないため、作業しづらい場合もしばしばございます。

何分、修理となりますと、お使いになっている期間がございましたので、
新品の取り扱いに比べ、その点には特に慎重に作業を進めて参ります。

2箇所とも新しいループがしっかりと付きました。

ループのヌメ革と縫い付けた糸も
本体に良く馴染んだ仕上がりになっていると思います。
 
 
修理完了後のお写真はこちら↓↓↓↓
 

これにより、再び丈夫に蘇りましたので、
末長く安心してお使いいただけると思います。
 

千葉県市川市F様

LOUIS VUITTON(ルイ ヴィトン)のバッグをお預かりして、
お直しさせていただきました。

誠にありがとうございました。
 
 

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