愛知県名古屋市のY様より、
BERACAMY(ベラカミー)のお鞄の
持ち手修理のご依頼をいただきました。
今回は私どもが工房を構える
名古屋のお客様からのご依頼ですね。
地元でもたくさんの方々に
ご愛好いただけますこと大変うれしく思います。
![](https://bag-repair.info/wp-content/uploads/2019/12/かばん裏面-1-1024x768.jpg)
![](https://bag-repair.info/wp-content/uploads/2019/12/かばん表面-1-1024x768.jpg)
ご相談いただいた修理箇所は「持ち手」
革と芯材の接着のみで作成された持ち手が剥がれ、
今にも千切れてしまいそうな状態でした。
「持ち手」はお鞄を使う上で
必ず手を触れ力がかかる部分でもあるため
どうしても手元や根本に劣化や破損が
起きやすい部分でもあります。
そのため、同じ構造にてお作り直しをしても
同様の症状が出てくる可能性が高いことを伝え
根本部分は縫い付けての修理をおすすめいたしました。
デザインに関して、提示したのは2種類
・革を2枚重ね合わせて両サイドにステッチを入れたもの
・1枚の革を半分に折り合わせ縁を縫い付けたもの
両者のメリットデメリット、見た目の違いをお伝えし、
選ばれたのは後者のデザイン。
持ち手そのものを交換するため
根本のカシメ(金色の金具)が変わったものの
色合いや形状が近いものをお探ししました。
持ち手作成に使用する革に関しても
近いお色目のものをお選びしましたので
全体としてのプロポーションは崩れることなく
仕上がったのではないかと思います。
![](https://bag-repair.info/wp-content/uploads/2019/12/修理後持ち手-1-1024x768.jpg)
お写真をご覧いただくとよく分かるかもしれません。
このように、見た目だけでなく
使い勝手や耐久性、お客様のご要望など
様々な視点からの提案には自信がございます。
長年培った経験からのものですね。
この度は、お任せいただきましたこと
心からお礼申し上げます。
また何かお困りのことがありましたら
お気軽にお尋ねいただけますと幸いです。