愛知県名古屋市M様より、
CHANEL(シャネル)のラウンドファスナー長財布のファスナー交換のご依頼をいただきました。

こんにちは

かばん修理工房の三谷でございます。

本日も、たくさんのお問い合わせ、ご依頼をいただきまして誠にありがとうございます。

この夏も猛暑が続きましたが、
少しずつ秋を感じられるようになりました。
これから行楽にはぴったりのシーズンです。

お出かけ直前に、
お気に入りのバッグ・キャリーケース等に不具合が見つかったらとても残念です。

どうぞ、この機会にお気に入りのバッグ・キャリーケース等を
チェックしていただき、早め早めのメンテナンスをお勧めいたします。

かばん修理工房では、安心して末永くお使いいただくために、
どんなご相談にも、
熟練の職人によるアドバイス・ご提案をさせていただいております。

どうぞ、お気軽にお問い合わせください。

今回は、CHANEL(シャネル)のラウンドファスナー長財布のご紹介でございます。

 

今から110年前の1909年に
創業者ココ・シャネルが起こしたファッションブランド。
フランスの企業でございます。

1982年カール・ラガーフェルドがデザイナーに就任し、
シャネルのスタイルを守りながら、
新しいシャネルを提案し、
創業者亡き後のブランドとしての再興を果たしました。

現在は、カール・ラガーフェルドの右腕として
長年働いてきたヴィルジニー・ヴィアールが就任いたしております。

さて、今回は、ホームページから、このようなご相談をいただきました。

財布の代わりがないため、
どのくらいの期間で修理していただけるか教えてください。

ファスナーは、片方が外れて閉まらない状態です。

金具等はあります。

よろしくお願いします。

と、お困りでしたので、
早速、当店の無料梱包パックをご利用していただきまして、
配送でのやりとりをお願いいたしました。

ご依頼品をお届けいただきましたので、
拝見いたしましたところ、
外側のラウンドファスナーの状態は、コイルを抑えている糸が切れていました。
 
修理前の状態のお写真↓↓↓↓
 

部分的な補修での十分な改善ができかねますので、
耐久性の高いYKK社製のファスナーでの交換修理をお勧めいたしました。

ファスナーの引き手部分におきましては、
特に破損は見受けられませんでしたので、
元の引き手を新しいファスナーにお取り付けさせていただきます。

 
修理前の状態のお写真↓↓↓↓
 

このような、
ラウンドファスナータイプのデザインのお財布となりますと
お財布を使用する度に、
必ずファスナーの開け閉めの動作が繰り返されます。

ファスナー部分は消耗品のため、
比較的よくご依頼をいただく修理内容でございます。

詳細のやりとりの後、正式なお見積もり内容をご案内し、
ご依頼をいただきました。

まず、破損したファスナーを本体から取り外します。

この時、慎重にミシン糸を解いていきます。

これは、新しいファスナーを取り付ける時に、
表面のミシン目縫い穴を参考にしてミシンで縫製していくためです。

修理となりますと、
組み立てる前の平面の状態でファスナーを取り付けることはできません。

元の縫い穴を参考にファスナーを取り付けますが、
本体の皺や癖や縫い代の微妙な厚みの段差等により
裏面の元の縫い目ステッチの位置に
多少の誤差が生じる可能性もございます。

尚、耐久性につきましては、
問題なくご使用していただけますのでご安心ください。
 
 
修理完了後のお写真はこちら↓↓↓↓
 

丈夫なファスナーが付きました。

元の引き手もお付けしましたので、
本体との違和感も感じられず、これでまた末永くお使いいただけると思います。
 
 

愛知県名古屋市M様

この度は、CHANEL(シャネル)のラウンドファスナー長財布の修理をご依頼いただきまして誠にありがとうございました。