こんにちは、
かばん修理工房の三谷でございます。
本日も、たくさんのお問い合わせ、ご依頼をいただきまして、誠にありがとうございます。
今回は、CELINE(セリーヌ)のバッグの持ち手の修理のご紹介です。
愛知県大治町O様のご依頼品、CELINE(セリーヌ)のバッグの持ち手の修理が完了しました。
今回のご依頼主様は、直接ご来店くださいましたので、
ご依頼品を拝見させていただきながら、お話を詳しくお伺いいたしました。
バッグの持ち手が壊れてしまったので、直したい。というご相談でございました。
拝見いたしますと、持ち手の1カ所が破損していました。
修理前の状態のお写真↓↓↓↓
1つの持ち手が3つのパーツに分かれている、
とてもおしゃれなデザインの持ち手になっています。
持ち手中央のパーツにございますステッチですが、
片方の一部分がほつれてしまっていたため、
挟まれていた部分の持ち手が取れて(抜けて)しまっていました。
当店では、他のお客様の方々からも、過去に何度か、
今回と同じデザインのバッグの持ち手で、
全く同じ破損状態になってしまったものをご依頼いただきまして、
その都度、お直しさせていただきました経験がございます。
ご使用されている間に、少しずつ持ち手にストレスがかかり、
どうしてもよく起こってしまう破損なのだと思われます。
今回も過去と同時に、オリジナルに戻すお直しを承りました。
修理前の状態のお写真↓↓↓↓
細かく拝見させていただきましたところ、
持ち手中央のパーツ、もう一方の持ち手の縫われていたパーツの両方の縫い目の箇所に千切れ等は、
特に見受けられませんでしたので、
今回の場合は、ほつれの補修のみをご提案させていただきました。
再度、縫い直しを行います。
表面のミシンの縫い目穴に合わせて縫い付けを行いますので、
厚みや段差等、裏面はミシンの縫い目穴が多少ずれる可能性もございます。
この点は、予めご了承いただきました。
ミシン糸につきましては、
オリジナルのステッチと同じ色に現状一番近い色の糸をお選びして、
ほつれた箇所を慎重に再縫製いたしました。
修理完了後のお写真はこちら↓↓↓↓
これで、元のオリジナルの状態と違和感なく、丈夫な持ち手になりましたので、
また安心してご使用していただけると思います。
CELINE(セリーヌ)は、フランス・パリに本拠地を置き、
世界各国で展開されていますファッションブランドでございます。
1945年に、セリーヌ・ヴィピアナが創業いたしました。
初期は子供向けの高級靴を主に製造され、
1960年代以降、成人女性向けの服、バッグ、アクセサリーなどを展開して今も人気でございます。
特に日本におきましては、バッグや財布、靴などの小物が良く知られております。
1984年には、ブリヂストンがセリーヌ社の許可を得て、
自転車を30台限定製造いたしました。
特にハンドルなどを金メッキした最上位モデルの
「シルエットセリーヌ」が300,000円で販売されました。
この自転車はドラマ「古畑仁三郎」で主役の田村正和が乗ったことで話題となりました。
また、国内外の芸能人スナップ記事で度々目にするおしゃれなブランドとしても認識されています。
今回のように、かばん修理工房では、
ご要望をお伺いした後に、ご依頼品を細かく拝見して、
今必要な修理内容をご提案させていただいております。
修理に必要な材料の糸、
皮革、カシメ等の部品パーツも多種多様に取り揃えております。
そして何より、長年の経験豊富な職人たちの主に手仕事によるお直しで、
ご依頼品が再び綺麗になって、
丈夫で安心してご使用していただけるように蘇ります。
皮革のお手入れ方法などもアドバイスさせていただいておりますので、
お気軽にご相談下さいませ。
お問い合わせ、お待ちしております。
愛知県大治町O様
このたびはご依頼品CELINE(セリーヌ)のバッグをお預かりし、お直しさせていただきました。
誠にありがとうございました。