愛知県弥富市K様より、
Kate spade(ケイト スペード)のリボン ショルダーバッグの持ち手作成・交換のご依頼をいただきました。
こんにちは
かばん修理工房の三谷でございます。
本日もたくさんのお問い合わせ、ご依頼をいただきまして誠にありがとうございます。
八月に入りました。
夏本番の今年はまた格別暑い日が続いていますが、
皆様は元気に楽しい夏をお過ごしでしょうか。
かばん修理工房では、
この時期、涼しくした工房内でスタッフ一同、
ご依頼品の修理作業に日々集中しております。
大切なバッグの不具合が感じられたり、
気になる部分等ございましたら、
どうぞその箇所が小さなうちに、お気軽にお問い合わせください。
ご相談後、アドバイス・ご提案をさせていただきまして、お見積りをお出ししております。
そしてご依頼をいただきましたら、
長年携わって参りました熟練の職人が慎重に丁寧にお直しいたします。
![](https://bag-repair.info/wp-content/uploads/2019/08/IMG_5835.jpg)
さて、今回のご依頼品のKate spade(ケイト スペード)は、
前向きな女性らしさをコンセプトに考えましたアメリカのファッションデザイナーでございます。
1993年に6つのハンドバッグを発表しまして、
ケイト スペード ニューヨークは立ち上げられました。
その後、ハンドバッグはもちろんのこと、
アパレル・靴・アクセサリー・子供服・インテリア雑貨と、
あらゆるアイテムを幅広く展開されているブランドでございます。
ご依頼品は大きなリボンが特徴的な、
とても女性らしいショルダーバッグでございます。
今回は、直接ご来店くださいましたので、
直ぐに状態を拝見させていただくことができました。
合皮素材で作られた持ち手でしたので、
経年劣化によるベタつきがあり、
また表面の剥がれ等がございました。
修理前の状態のお写真↓↓↓↓
ご依頼主様からは、持ち手の交換をしたい。とのご相談でございました。
合皮素材は月日が経つと、
どうしても経年劣化して、ベタベタしたり、
表面がペロっと剥がれたりしてきます。
ご使用の頻度、保管場所等にもよりますが、
よくお見受けする状態でございます。
この状態では部分的修理での改善は難しいので、
ご要望通りの新しい持ち手をお作りする交換修理を承りました。
オリジナルに忠実なデザインにする修理は、
中央に膨らみを持たせたものですが、
予算の関係で、中央の膨らみは無くしたものにしまして、
厚みはオリジナルと同様に揃えたものをエナメル革で作成いたします。
新しくお作りする素材につきましては、
オリジナルに近いのものを当店に取り扱いのあるエナメル革の中からお選びして使用いたします。
これにより、本体との違和感も感じにくい仕上がりになるかと思います。
持ち手の根元にございますチェーンとDカンは
オリジナルのものをそのまま再利用いたします。
修理完了後のお写真はこちら↓↓↓↓
![](https://bag-repair.info/wp-content/uploads/2019/08/IMG_5840.jpg)
![](https://bag-repair.info/wp-content/uploads/2019/08/IMG_5839.jpg)
![](https://bag-repair.info/wp-content/uploads/2019/08/IMG_5838.jpg)
このように新しい持ち手を作成し、
交換いたしましたので、
これからまた末長くご愛用していただけると思います。
当店では、ご依頼主様のご要望に添えますよう、
まずご希望をお伺いいたしております。
オリジナルのデザインどおりに戻すお直しをしたいのであるか、
または、 少しでも長持ちするよう補強を入れて丈夫にするお直しをしたいのであるか、等々、
ご依頼品の一点一点それぞれの状態も違いますので、
色々な方法から修理内容をお選びして、
ご説明させていただきまして、ご納得できる修理のご依頼をいただいております。
ほとんどの作業工程が熟練の職人の手作業によりますため、
心のこもった仕上がりを感じていただけると嬉しい限りでございます。
愛知県弥富市K様
この度は、Kate spade(ケイト スペード)のバッグをお預かりして修理させていただきました。
誠にありがとうございました。