こんにちは
かばん修理工房の三谷でございます。
本日も、たくさんのお問い合わせ、ご依頼をいただきまして、誠にありがとうございます。
気がつけば、アッという間に新緑が鮮やかで爽やかな季節になりました。
遠足・運動会・修学旅行と、行事予定もいっぱいです。
カラッとした陽気の中、お出かけにはぴったりの時期です。
皆様、日焼け予防と熱中症予防を万全にしてお出かけ下さいませ。
今回は、TUMI(トゥミ )リュック のショルダーベルトの裏パッド部分交換の修理のご紹介です。
愛知県新城市S様のご依頼品、TUMI(トゥミ )リュック のショルダーベルトの裏パッド部分交換の修理が完了しました。
今回のご依頼主様は、ホームページをご覧くださいまして、
近くにかばん修理の当店がございましたので、
お仕事の帰りに、店舗に直接ご来店いただきました。
毎日お仕事でご使用されていらっしゃるバッグだそうですが、
ショルダーベルト部分の裏側、
肩のパッド部分が劣化によりひび割れてしまっていたため、修理されたい。というご相談でございました。
この部分は、どうしても直接触れて擦れるために素材の劣化が進みやすい部分でございます。
修理前の状態のお写真↓↓↓↓
バッグ上部の持ち手部分の劣化も気にされていらっしゃいましたが、
予算オーバーになってしまうため、今回は、ショルダーベルト部分の裏側のみ、
オリジナルの状態に戻す修理を承りました。
修理前の状態のお写真↓↓↓↓
使用する素材に関しましては、同素材はメーカー特有のもののため、
当店では入手できかねますので、皮革は、当店の取り扱いのあるスウェードを使用して修理させていただくことをご説明いたしました。
メーカーやデザイナー、各シーズンごと、
型紙を起こすパタンナー等によって形状や企画が次々と新しく変わっていくもののため、
型紙は保管せずに、その都度、部品の分解を職人が丁寧に行い、
それを元に型紙を起こして、一から手作業で工程順に進めていき、作成いたします。
そのため、微妙なカーブ部分につきましては、
職人が慎重にお取り扱いいたしますが、厚みの段差箇所、輪郭等、多少の歪みが生じる場合もございます。
強度には全く影響ございませんのでご安心ください。
修理完了後のお写真はこちら↓↓↓↓
今回のご依頼品TUMI(トゥミ)は、1975年にアメリカで設立されました。
ペルーの偶像「トゥミ」から名付けられたようです。
丈夫なバリスティックナイロンを使用したトラベルバッグの成功により世界中に広まりました。
トラベルキャリーケース・バックパックをはじめ、
アクセサリーなど豊富なラインナップで人気の使いやすい製品を取り揃えています。
特に、耐久性があり、パソコンやタブレットを保護して収納できるポケットを備え、
洗練された現代のビジネスマンの通勤や出張に最適な機能と、
デザイン性の高いディテールを兼ね備えていますバッグは、広く愛用されています。
修理完了後のお写真はこちら↓↓↓↓
毎日ご使用されていたバッグのショルダーベルトが再び新しくなりました。
丈夫で綺麗に仕上がりましたので、
どうぞこれからもお仕事にご使用していただきますよう願っております。
このように当店では、熟練の職人が、
ご依頼品に一番良い修理内容を丁寧にアドバイス、ご提案させていただいております。
お手入れの方法等を含め、お気軽にお問い合わせください。
ご依頼主様の修理完了した再び蘇りましたバッグをご覧になった瞬間の満面の笑顔を拝見させていただけました時こそ、
私どもの嬉しい瞬間でもございます。
遠方のご依頼主様からは、感謝とお褒めのお言葉を返信いただいております。誠にありがたいことでございます。
愛知県新城市S様
このたびはTUMI(トゥミ)のバッグを、お預かりし、お直しさせていただきました。
誠に有り難うございました。