こんにちは
かばん修理工房の三谷です。
本日もたくさんのお問い合わせ、ご依頼をいただきまして誠にありがとうございます。
日ごとに、春めいてきましたね。
町の所々がピンク色に染まり始めています。
草木も芽吹きだし、春が来たよと活気が溢れてきたように感じます。
さぁ、待ちに待った春です。どちらにお出かけしましょうか。
お出かけ先で偶然、自分と同じバッグを持った人を見かけた事ってありませんか。
同じバッグでもチャームをつけたり、ショルダーベルトの穴の位置が違ったり、使い方に個性が出るので、よく見れば自分のじゃないとすぐわかります。
でも気になりますよね。
数あるバッグの中から同じバッグをチョイスしているわけですから。
思わず注目してしまいます。
今回は、TUMI(トゥミ)メンズ ビジネス ブリーフケース、3wayブリーフの豊富なデザインの中から
２点のバッグの持ち手革部分交換と肩パット交換のご紹介です。
愛知県小牧市T様のご依頼品TUMI(トゥミ)のバッグ２点の修理をご依頼いただきました。
洗練されたデザイン、計算された機能性、そして何より使いやすさを追求し、高い耐久性と驚きの収納量、数えだしたらきりがありません。
世界中のビジネスマンから愛用されているTUMI(トゥミ)のかばんは日本でも、とても人気があります。
例えば、ビジネスマンの必須アイテムであるノートパソコンの持ち運びの為、衝撃吸収材も入っています。
この度は、ご来店いただきましたので、ご依頼主様とご一緒にご依頼品のTUMI(トゥミ)バッグ２点を拝見させて頂きました。
ショルダーベルトの肩パッドは擦り切れた状態でした。
修理前の状態のお写真はこちら↓↓↓↓
使い込まれたかばんは、どうしても年月とともに擦り減って傷んできます。
手を加えて補修されますと、再び元のように安心してご使用いただけます。
肩パット部分は元の形を想定し型紙を作成致しました。
表面は、持ち手と同じ黒色の皮革を使用し、裏面は肩に直接触れることを考慮し、滑り止め効果を考えて、スエードで作成させていただきました。
また、あたりを柔らげるために内側にはクッション材料を挟んで仕上げています。
当初のご提案では、表の皮革、中のクッション材料、裏側のスエード、
この異なる素材による微妙な厚みのバランスを考え、
真ん中のステッチは入れずに、周囲一周をステッチで仕上げるお直しで承りました。
お預かりしてからまず、作成する前段階として、試作品に取り掛かりました。
そして、真ん中にステッチをかける肩パッドが、不具合なく仕上げることができると判断しましたので、元のオリジナルを参考にして、中心にステッチをかけた肩パッドをお作りさせていただきました。
修理完了後のお写真はこちら↓↓↓↓
次に持ち手の皮革交換です。
２点のバッグは共に、持ち手部分は使い込まれていて当てられている皮革部分が擦り減っている状態でした。
修理前の状態のお写真はこちら↓↓↓↓
持ち手の構造は２点共に同じものでしたが、長さが違っていましたので、
それぞれを計測し、新しくお作り致しました。
持ち手皮革の部分はオリジナルと同じように、握る部分を内側に織り込んでステッチをかけています。
縁の丸いデザインのカーブ部分ですが、オリジナルは縁折りをした仕上げになっていましたが、
この部分は、修理費用を抑えるために、裁断した断面のコバに仕上げ剤を塗ってすっきりとした出来上がりにさせて頂きました。
修理完了後のお写真はこちら↓↓↓↓
これで、TUMI(トゥミ)のバッグ２点共に新しい丈夫な持ち手になりました。
これからまた末永くご愛用いただけると嬉しいです。
愛知県小牧市T様
このたびはご依頼品のTUMI(トゥミ)のバッグ２点をお預かりし、修理させていただきました。
誠にありがとうございました。
ビジネスタイプのバッグのデザイン、ブランドもたくさんある中、
当店におきましては、
TUMI(トゥミ)ブランドに関しまして特に最近たくさんのお問い合わせ、ご依頼をいただいております。
当店では熟練の職人が長年の経験を生かし、丁寧にお取り扱いさせていただいております。
お気軽にご相談ください。
スタッフ一同、お待ちしております。
