かばん修理工房の三谷でございます。
本日もたくさんのお問い合わせ、ご依頼いただきましてありがとうございます。

 
今回は愛知県豊橋市のY様からLouis Vuittonのバッグのショルダーストラップ作成のご依頼をいただきました。
 

 

 

今回のご依頼品はルイヴィトンのダミエラインのイパネマPM。

ダミエは日本の古典的な柄である市松模様からインスピレーションを受けて誕生したと言われています。

今から150年程前の江戸時代末期に、フランスでパリ万博が開催されました。

この当時、日本は万博への参加が初めてであった為、日本からの出展品は大変珍重されました。

そして、ヨーロッパ中で日本ブーム、ジャポニズムが巻き起こります。

Louis Vuittonのダミエが正式に発表されたのはもう少し後の事ですが、この万博後のジャポニズムがダミエ誕生のきっかけになっていたとも言われています。

ご依頼品のイパネマPMはシンプルで丸みのあるラインが特徴のショルダーバッグです。

ダミエの、少しマニッシュな落ち着きのある雰囲気とイパネマの丸みのあるフォルムがマッチしていてとても上品ですよね。

さて、今回はショルダーストラップが千切れてしまったとのことでご相談をいただきました。

お鞄を拝見させていただきましたところ、ストラップの根元部分の破損が確認できました。
 
 


 
 

また、ストラップ全体に、若干ひび割れの症状が見られましたので、部分修理ではなくショルダーストラップを新しく作成させていただくことをご提案させていただきました。

今回の場合は部分修理も可能なのですが、ストラップ本体の革が劣化しておりますと他の部分も順次傷んでくる為に、またすぐに修理が必要になる場合がございます。

当店ではできるだけお手間が少なく、良好な状態を長持ちさせられる方法をご案内させていただいております。

ショルダーストラップのサイズは元のお品同様にお作りさせて頂きました。

ストラップや持ち手のサイズに関しましては、ある程度お客様のお好みに合わせることができますので、ご要望がある場合は修理をご依頼の際にお申し付け下さいませ。

修理完了後の状態はこちらです↓↓↓↓
 
 

 

今回はショルダーストラップ及びベルトループ2個を作成させていただきました。

バッグ本体に取り付けてある根革(ループ)はオリジナル品のままですが、ダミエのエボニーレザーの質感と比較してもそれほど違和感はないように思います。

なお、今回使用させていただきました革に関しましては、ヌメ革などに比べて手入れはほとんど必要ありません。

ですが、年に数回ケア用のクリームを薄く塗っていただくことで、ひび割れなどトラブルが起こりにくくなります。

また、革の光沢の維持にもつながりますので、少し革の艶がなくなってきたかもと感じられましたらケアしてみていただければと思います。

末永くご愛用いただけますよう願っております。

Y様、この度はご依頼いただきまして誠にありがとうございました。
 
 

 

 

 

 

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