本日もたくさんのお問い合わせ、ご依頼いただきましてありがとうございます。

今回はお財布のホックの交換の修理をご依頼いただきました。
 

ご依頼品はホック金具の片側(メス側)だけが外れている状態でしたので、オス側はそのままご利用いただきまして、メス側の金具のみ新しい物に交換させていただくことになりました。

修理では、問題がない部分は触らないに越したことはございませんので、金具などはこのように片方のみの交換もさせていただいております。

ただ、代替品とのサイズが合わない場合もございますので、そのような場合はオスメス両方の交換となります。

さて、ホックの交換をする場合には、 お品物の造りによって主に2つの修理パターンがございます。

一つ目は金具を取り付けるだけで修理が完了する場合。

そして、もう一つは金具の周囲を分解してからでないと金具の交換ができない場合です。

今回のご依頼品は後者のパターンでしたので、金具の周辺をわずかに分解してから新しいホックに交換をさせていただくことになりました。

まずはメス側のホックの周囲のステッチを解きます。

こうすることで生地の間に取り付けてあった既存の金具を取り除くことができます。

そして新しいホックを取り付けます。

元に戻す為に再度ステッチをかけ直していきます。

この時、ステッチが元の針穴とずれないよう注意しながらミシンをかけます。

革製品は一度穴をあけてしまうとその穴は消えませんので、縫いの工程では非常に神経を使います。

針穴がずれてしまうと、外観が悪くなるというだけでなく、縫い目のそばに別のミシン目ができてしまうことによりその部分から裂けやすくなってしまうのです。

私たちは、基本の「縫い」の作業を丁寧に行うことを常に心がけております。

こちらが修理完了後の状態でございます↓↓↓↓
 
 

ステッチもきれいに元の針穴に通っております。
 

余計な針穴が増えていませんので、修理作業によるダメージも最小限に抑えられています。

また、元々ほつれていた箇所が若干ございましたので、そちらも合わせて補修させていただきました。

I様、この度はご依頼いただきまして誠にありがとうございました。

この度のご縁に感謝致しております。

金具の破損でお困りのお客様へ

当店では金具類も豊富に取り揃えております。

定番的な金具は常備しておりますが、ビジネスバッグのロック(錠前)などはご依頼を頂いてから、お品物のサイズや形状に合わせてご用意させていただきます。

また靴などの金具を、「ホック」から「引っ掛ける金具」へ変更したい等のご依頼も承っております。

修理について気になっている事がございましたら、お気軽にお問い合わせフォームよりご連絡下さいませ。
 
 

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